皆さんこんにちは。
水まわりを中心に内装・外装など、幅広くリフォーム工事を行なっている板橋区の桶川工業です。
RC造やS造などの一部建築を除くと、住宅建築で最も多く使われている材料は木材です。
木材は構造柱や構造パネル、下地材など幅広い部分に使われていますが、その中でも私たちが一番目にしているのが「フローリング」です。
今回は、フローリングの種類や人気の無垢フローリングのメリット・デメリットを紹介します。
■フローリングの種類
フローリングは大きく「複合フローリング」と「単板フローリング」に区別されます。両者の違いはどのような点にあるのでしょうか。
・複合フローリング(→「挽き板」「突き板」「シート」)
(複合フローリングの例|朝日ウッドテックカタログより)
複数の天然木を接着剤で貼り合わせたフローリングです。合板(基材)と化粧板を組み合わせているため、ねじれや反り、傷に強いといった特徴があります。水や汚れに強く、ワックスがけも不要のタイプや、床暖房・ホットカーペットに対応しているもの等があり、用途に応じて使い分けられる便利なフローリングです。
複合フローリングには、化粧材に厚みのある天然木を使用した「挽き板」、薄い板を使用した「突き板」、天然木の代わりに木目調のシートを貼った「シート」といったバリエーションがあります。
・単板(無垢)フローリング
他の材質が混じらない天然木100%のフローリングです。ヒノキやパイン材、スギ、桐などの無垢材は、香りや手触りが良く、木のぬくもりが感じられます。
見た目にも高級感があり、床材にこだわりたい方に人気の単板フローリングですが、反りや傷に弱く、定期的なメンテナンスを必要とします。
■人気の無垢材5選
単板(無垢)フローリングは、使われる木材の種類によって特徴が大きく異なります。建築に使われる木の種類は膨大にありますが、ここでは代表的な5つに絞ってご紹介します。(画像|前田木材カタログより)
パイン
パインは北米のマツを加工して作られた木材を指します。なだらかな曲線を描く木目が特徴で、元々油分を多く含むことから、経年変化による深みを味わえます。
カントリー調やヴィンテージ調の家具にもよく用いられていますね。
スギ
日本を代表する木であるスギは、軽くて柔らかく、肌触りの良い木材です。素足で歩いても、木のあたたかさや心地よさを感じられます。
スギ独特の香りがあるため、広範囲に使う木材としてはやや不向きな面もあります。
ヒノキ
スギと同様に日本を代表する木材とされるヒノキ。まるで森林浴をしているような独特の香りに、リラックス・リフレッシュ効果があります。
他の無垢材と比べて強度や耐久性に優れるため、フローリング向きの素材と言えます。
チェスナット(クリ)
はっきりとした木目が特徴のチェスナットは、クリの木のことを指します。天然木の中でも強度があり、水にも強いというメリットがあります。キッチンといった水回りのフローリングに使用するのに向いた木材と言えます。
オーク
他の天然木と比べて安価に使えるオーク。フローリング材として安定した人気のある木材です。船やウィスキーを仕込む樽にも使われているほど、耐久性・耐水性に優れています。
■「表面加工」で一味違った無垢フローリングに
木そのものの質感を楽しめるのが無垢フローリングのメリット。「このままじゃちょっと物足りないな…」と思ったら、無垢材の表面加工を選んでみるのはいかがでしょうか。
表面加工にも様々な種類があり、それぞれに独自の味わいが感じられます。(画像|ウッドワン・マルホンカタログより)
・スプーン
丸いスプーンを使い、表面をくりぬいたような加工方法です。手彫りのように優しく温かみのある風合いがあります。
・ブラッシング
木材の表面を擦り、木目(年輪)を浮かび上がらせる加工方法です。ブラッシングは「浮造り」とも呼ばれ、古くから日本の木造建築に用いられています。
・ハンドスクレイプ
その名の通り、表面を手で削り取ったような形に見える加工方法です。優しく波打つような模様は、長年使いこんだような“ヴィンテージ感”を生み出します。
■無垢フローリングのメリット・デメリット
複合フローリングでは表現できない天然木の質感が味わえるのは、無垢フローリングならではのメリット。天然ものであるがゆえに2つとして同じものはなく、また経年変化を楽しめるのも特徴です。吸湿性に優れ、またぬくもりがあるため、素足で歩いても柔らかな心地よさを感じます。
一方、無垢フローリングは強度や耐水性といった点で複合フローリングに劣るのも事実。価格も高く、また定期的なメンテナンスも必要になるため、予算は多めに考えておくのが良いでしょう。
■フローリングのご相談なら桶川工業へ
桶川工業はフローリング、床材の張替えも得意としています。
フローリングの傷みが目立ってしまっている、割れてしまって危ない、乗るとへこむなど気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。ご予算・ご要望に合わせて最善の修繕方法をご提案いたします。
<桶川工業へのお問い合わせはこちらへ>
TEL:03-3974-6111
https://www.okegawa.co.jp/contact