洗濯機の水漏れを防ぐ防水パン。その修理・交換とは?


皆さんこんにちは。水まわりを中心にリフォーム工事を行なっている、板橋区の桶川工業です。 いよいよ年末の足音が聞こえてくる時期になりました。忙しい日々にあって故障したら不便きわまりないのが、水まわりの設備。 今回は、意外と知られていない、洗濯機の「防水パン」についてご紹介します。

 

 

■防水パン、どこについているかご存知ですか?

 

「防水パン(洗濯機パン)」とは、洗濯機本体の下に設置されている、プラスチック製の受け皿(パン)のことです。防水パンには排水ホース用の穴があけられており、洗濯の際に出る水は、ここを通って排水ホースから排水口へと排出されます。

一見、何の変哲のないプラスチック皿のような「防水パン」ですが、じつは大切な役目があります。洗濯機の内部構造は、非常に複雑。さまざまな原因で、水漏れが起こります。

 

洗濯機自体の故障はもちろん、寒い時期の結露、洗濯カスによる排水口のつまり、排水ホースの劣化や接続不良……。

漏水は床を傷めるのはもちろん、マンションやアパートですと階下のお宅の家電や家具に損害を与えてしまうことも。 こうした不測の事態に備え、水漏れを防いでくれるのが「防水パン」なのです。

 

 

■交換が必要になるのは、どんな時?

 

防水パンは水に強く、耐久性の高いプラスチック樹脂でできています。ふつうに使っている分には、破損することは滅多にありません。 ただ、引っ越しで重い荷物を上に置いたり、洗濯機本体といっしょに動かそうとすると、破損・故障してしまうことが。割れや欠けが生じると、防水パンそのものを交換することになります。

 

破損はしていなくとも、掃除の手間暇を考えて、防水パンを交換するケースもあります。 防水パンの形状にはいくつか種類がありますが、フラットな皿状タイプは洗濯機本体との隙間が少ないので、防水パンや排水口を掃除する際、洗濯機そのものを動かさなければなりません。 最近のドラム式洗濯機は重量があり、毎回の掃除のたびに洗濯機を動かすのはやっかいです。また無理に洗濯機を動かすと、故障や水漏れの原因になりかねません。

これを解決するのが、四隅が底上げされたタイプの防水パン。洗濯機本体と防水パンの間に手を差し込めるので、洗濯機を動かさずとも、排水口まわりのお手入れができるのです。

 

 

■交換は、専門知識をもった水まわりのプロに相談を! 防水パンの交換は、水まわりのプロに

 

防水パンの交換は、排水ホースや排水口との兼ね合いから、追随工事が発生することがあります。 排水口の位置変更やそれに伴う床工事、また止水栓の交換が必要になる場合も。価格も工事内容によって変わってきます。いずれにせよ、交換には専門知識が必要ですので、必ず水まわりのプロに相談を。

 

お困りのことがございましたら桶川工業まで、どうぞお気軽にお問い合わせください。