皆さんこんにちは。水まわりを中心にリフォーム工事を行なっている、板橋区の桶川工業です。
ここ数年、頻繁に水害が発生しています。
主に夏場の台風が原因になっており、メディアでも紹介されるようになりました。
■死者200人以上を記録した「平成30年7月豪雨」
なかでも2018年に発生した「平成30年7月豪雨」は全国的に衝撃を与えたのではないでしょうか。 死者200人以上を記録し、停電や断水などライフラインの切断など、非常に甚大な被害をもたらいました。
「平成30年7月豪雨」ほどではないにしろ、毎年、台風の被害は発生します。 住まいにも影響を及ぼすことがあり、なかでも急増するのがトイレのトラブルです。 「大雨によってトイレが流れなくなってしまった」「トイレの水が逆流している」などの報告は弊社にもたびたび寄せられます。
今回は大雨が降るとトイレが詰まる理由を徹底解説。その対処法についても一緒にご紹介します。
そもそもなぜ大雨が降ると、トイレの水が流れなくなってしまうのでしょうか。
その理由は下水管にあります。
下水管に管の太さの関係で、一定の排水量が決まっており、想定外の雨量が流れ込むと一時的に排水量を超えてしまうのです。
ケースによっては下水が逆流する可能性もあります。台風に関するニュースで、マンホールから水があふれかえっている光景を見た事があるでしょう。 あれこそ下水が逆流している証拠。下水管がパンクしてしまうのです。
下水管は既に雨水すら排水できない状況なのですから、トイレの水がスムーズに流れるはずがありません。
■なぜキッチンやおふろは流れるの?
下水管が滞っておいるのなら生活排水のすべてが流れなくなるはず。
なぜトイレだけが詰まってしまい、そのほかの水まわり設備は無事に使えるのでしょうか。
その理由に関係するのが配水管の構造です。 一般的に住まいのなかで配水管は台所から始まり、トイレで終わるように設置されています。 家庭内の排水はキッチンで流れたモノがバスルームやシンクの水と合流して、最後にトイレの排水を巻き込んでから、下水管に降りていくのです。
つまり、家庭内で最も低い位置にあるのはトイレの配管。だから下水管が詰まってしまった場合、イチバン始めに影響を受けるのです。
豪雨が長時間止まなかったとしたら、バスルームやシンク、キッチンまで詰まってしまう可能性があります。
■豪雨によってトイレが流れなくなったときの対処法は?
ではトイレが流れなくなってしまったら、どういった対処法をとればいいのでしょうか。
ひと言でいってしまうと「どうしようもありません」。詰まりを解消するためには、雨の勢いが弱くなるのを待つしか手段は無いのです。
だからどうしても用を足したいときは、近くの施設のモノを借りるしかありません。 なお、先述したように高い位置にトイレがあるほど水は流れやすいので、探す時は大型の施設をまわるとよいでしょう。
豪雨時のトイレのトラブルは直しようがありませんが、通常時のトイレのトラブルは迅速に解決いたしますので、お困りの方は桶川工業までご相談ください。