温水式と電気式、床暖房はどっちがおすすめなの?

東京でも気温が下がり、寒い日が増えてきました。


暖房器具なしでは朝晩の冷え込みに耐えられません。


 

エアコンやファンヒーターなどを、使っているご家庭は多いことでしょう。

今回は導入しているお住まいが少ない「床暖房」についてご紹介します。 設置するハードルが高いように思われますが、意外にもすぐに設置でき、かつ長い目で見たときにコストもほとんど掛からない床暖房です。

 

 

■床暖房のメリット

 

文字通り、床を輻射熱で暖めることで効率よく部屋全体の温度を高めるのが床暖房です。大きく2つに分類すると電気と温水の2つを使った設備があります。


 

電気床暖房は比較的安い深夜電力を使って蓄熱する設備です。 一方の温水床暖房はヒートポンプを使って大気熱で温水をつくり、床下に張り巡らせる設備になります。

 

普段は、あまり使うことがないので、2つの床暖房の違いを肌で感じることはないかもしれません。 そこで今回は分かりやすく「快適さ」と「安全性」、「コスト」の3つからどちらの床暖房がより優れているのかをご紹介します。

 

 

■2種類の床暖房の違いについて

2種類の床暖房の違い

 

 

1.快適さ

 

まずはスイッチをONにしてからの立ち上がりです。


電気に比べて温水式のほうがすぐに温度が上昇します。また電気の場合は電気線が無い接合部分が暖まりにくく、温もりに差が出てしまいますが、温水式はむら無く暖められるのが特徴です。 さらに「部屋を暖める力」という要素に注目しても、温水式に軍配が挙がります。電気だと少し物足りなく感じるでしょう。

 

 

2.安全性

 

床暖房の安全性を考えるうえで「閉塞面」という言葉は切っても切れません。


人が座っているとき、床に設置している面を「閉塞面」といいます。電気の場合は閉塞面が50度ほどまで上昇し、いつの間にか低温やけどをしてしまう場合もあります。 しかし温水式の場合は、最高でも40度までしか上昇しません。ケガの心配がないのも温水式のメリットでしょう。

 

 

3.初期費用+ランニングコスト比較

 

初期費用は温水式のほうが多く掛かってしまいます。しかしランニングコストは電気のほうが高いのです。暖房器具は設定温度に近づこうとするときに最も電力を消費します。 立ち上がりが早く、部屋を均一に暖められる温水式のほうが電力を消費しないのです。ランニングコストは高いですが、10年間使い続けると、総コストは温水式のほうがお得になるといわれています。

 

 

■温水式のほうがメリットが多い

温水式のほうがメリットが多い

 

暖房器具のなかでも高い性能を発揮する床暖房。なかでも、安全性や快適性、コストと、温水式のほうがメリットが多いことが分かりました。 暖冬といっても寒いが続きますので、ぜひ温水式床暖房で快適な毎日を、つくりましょう。

 

床暖房についてのご相談は、板橋区の桶川工業までお問い合わせください。