皆さんこんにちは。水まわりを中心にリフォーム工事を行なっている、板橋区の桶川工業です。
浴室の換気扇のお掃除は、なんとなく後回しにされがちですね。掃除方法を知らない方や、自己流でお掃除されている方に、汚れがスルッと取れる方法をご紹介します。
■浴室の換気扇の不調は汚れから?
浴室の湯気や湿気を外に出す換気扇には、カビの繁殖を防ぎお風呂場を清潔にキープする大事な役目があります。 しかし、汚れた換気扇は、換気しないばかりか、ファンに付いたカビや埃をまき散らしてしまうため、気をつけたいものです。
窓付きタイプの換気扇と違い、浴室天井の化粧パネルの中にある「シロッコファン」(多くの羽根が付いた筒状の換気扇)は、外から汚れが見えません。 異音がする、湯気の吸い込みが悪い、掃除しても浴室のカビが減らないなどの問題は、換気扇の汚れが原因かもしれません。
高所での作業も含まれるので気をつけましょう。
【安全なお掃除のために】
感電やケガ、埃の吸い込みなどを避けるために、以下を必ず守りましょう。
・換気扇のスイッチを切る。
・ブレーカーを落とす。
・マスクとゴム手袋を着用する。
【換気扇の分解】
化粧パネル、カバー、シロッコファンを順番に取り外します。分解の方法は、取扱説明書を確認するか、インターネットで製品番号から説明書を見つけて作業しましょう。 ここではひとつの例をご紹介します。
1. ドライバーとソケットレンチ(ラチェットハンドル型)を用意する。
2. 化粧パネルを手で引っ張って外す(ネジ止めを外すタイプの場合あり)。
3. ドライバーで中のカバーのネジを取り、カバーを外す。
4. ソケットレンチでシロッコファン中央のナットを外し、ファンを取り出す。
【部品の洗浄】
1. 水1リットルに対し重曹大さじ4杯が濃さの基準。10リットルサイズのバケツ8分目程度の水に重曹2カップ弱を入れて重曹溶液を作る。
2. 全ての部品をしっかり重曹水に浸し、一晩置く。
3. 翌日につけ置きした部品をスポンジで擦って汚れを落とし、洗い流す(重曹ではなく中性洗剤使用の場合は、部品を濡らしてから洗剤を吹き付け、歯ブラシなどで掃除する。シロッコファンは、洗剤を付けたまま20~30分放置したあと洗う)。
4. 水気を拭き取り、乾燥させる。
5. 濡らして固く絞った布に中性洗剤を少し付け、シロッコファンが取り付けられていたドラム内部の汚れを拭き取る。
6. 洗い流す代わりにドラムを2度水拭きした上、から拭きをして乾燥させる。
7. 各部品を元にもどす。
重曹溶液につけ置きした換気扇の汚れは面白いほどよく落ちますよ。 清潔な浴室をキープするには、年に3~4回のお掃除が理想です。
部品分解が上手く出来ない、パネルが外れない、換気扇の汚れや劣化が進んでいるなどの場合には、お風呂クリーニングなどのサービスを提供している専門業者にぜひご相談ください。